かかりつけの歯医者さんが亡くなってしまいました

まだ、本格的な(?)かかりつけ医がいる年齢でもありませんが、
一応、定期的に行く病院として、
歯医者さんと眼科があります。
まあ、目が悪いので眼科は本格的なかかりつけ医と言えるかも
しれませんが、歯医者さんは年1回の定期健診に行っています。

10年以上前に虫歯ができ、母が通っていた歯医者にいって
虫歯を抜いてもらって以来、ほぼ毎年、定期健診に行っているので、
その後は虫歯も歯槽膿漏もなく健康です(^_^)v

昨年は夏に定期健診に行ったので、今年も8月ごろに
行こうかと思っていましたが、6月に、
その、10年以上前に虫歯を抜いて代わりに入れてもらった
差し歯がだんだん落ちてきて、内側のほほ肉をしょっちゅう
噛むようになったので、定期健診には早かったのですが
その歯医者さんに行くことにしました。

約1年ぶりにお会いした先生を見て、
ビックリしました。
やけに老けた、というか、急激に痩せたような印象を受けました。

この雰囲気……見覚えがある。

前に勤めていた会社でお世話になっていた
体格の良い会計士さんが、ある日お会いした時、
「あれ? 会計士さん、別の人に契約変えた?」と思ったほど、
まるで別人に痩せ細っていたのです。
そしてまもなく、社長から
「〇〇さん、スキルス性胃がんで亡くなってしまった」と
聞かされました。
歯医者の先生の姿が、その時の会計士さんの姿と
ダブって見えたのです。

心配でしたが、見た感じ普通に治療してましたし、
今回、差し歯を抜いて「また差し歯を入れるのは無理だから、
今度はブリッジにしましょう」と、
1か月、慣らしてからブリッジにするということで、
1か月後の7月中旬に予約を入れました。
(その後、僕は6月下旬にコロナっぽい症状が出たわけですが(汗))

そして、予約していた日の一週間前になった時、
「先生が体調不良になったので、来週の予約はキャンセルさせて下さい」と
医院のスタッフさんから電話が来ました。
父は「先生、コロナにでもかかったのかな」と言っていましたが、
僕はイヤな予感がしていました。
そして今週、先生急逝のハガキが届いたのでした。
HP見たら、65前後でしたが、見た目50代くらいの
若い感じの先生だったので、よけい驚いたし、ショックでした。

詳しいことは書かれていなかったので、ガンかどうかはわかりません。
でもあの痩せ方と、亡くなるまでのスピードが早かったことを考えると、
膵臓や胆管などのガンだったのではないかと思っています。

とても誠実で優しい先生で、けっこう低い評価が入るグーグルマップでの
評価もなかなか良いです。

 

昨年、母の入れ歯の金具が曲がってしまって、
うまく入れられなくなって、こちらの歯医者に行ったのですが、
金具を微妙に曲げて、認知症であまり言うことを聞かなくなった母の口に入れて、
また微妙に曲げて……といった、
少し面倒な作業をしたにもかかわらず、
「治療じゃないのでお金はいいですよ」と、
実に商売っ気のない先生というか、素晴らしい先生でした。

通った期間も長いので、けっこう雑談もしましたが、
最初は文学部を出られて、その後、思い立って
別の大学の医学部に入りなおしたという、苦労と言っていいのか、
実に前向きな面もある先生でした。

それにしても、ガンは恐ろしいですね。
日本人の2人に1人はなると聞きましたが、
実はうちの家系でガンになった人は、母方の祖父の1人しかいません。
食道がんだったのですが、原因は、母曰く、秋田県人にありがちな、
「しょっぱくて熱い味噌汁を飲むのが好きだったからね」
と言っていましたが、僕が生まれる前に亡くなってしまったので
実際に会ったことはありません。

その母方の祖父以外、ガンになった身内は誰もいませんが、
やはりガンは怖いので、定期健診したいところですが、
とはいえ、なかなかそういうところに行く時間も費用もないので、
最近、線虫がん検査というのを聞くので、興味があります。

精度はどれくらいなんでしょうかね?^^;