家、売ります!

いきなりですが、FXで大損し、家を売ることになりました!

……というのは冗談ですが、
家を売ることになったのは本当です。
まあ、慢性的に世帯支出が世帯収入を上回っていて
借金が増えてしまったのが原因ですね。

お金のことは、僕は疎くて、全部父が管理してるんですが、
ここのところずっと経済的に厳しいのはわかっていましたが、
まさか家を売らなければならないほど
悪化していたとは!


うちも昔は中流家庭でした。
父がK大法学部出身で大手石油会社に入社、
同期の出世頭だったそうで、若くして係長、課長となり、
30代には3LDKの一軒家を購入しました。
この度、売ることになったこの家ですね。

その後、子供たちが大きくなってきたこともあり、
4LDKに増築し、田舎のじいちゃんばあちゃんが上京して
同居するということで、5LDKに増築したりして、
順風に暮らしておりました。
(ただ、ちゃんと知らされてはいませんが、この増築の借金の返済に
けっこうかかったようです)

そして、40代で工場長に抜擢されました。
しかし、ここで問題が起きました。
家から工場まで通うのに、片道2時間、
往復4時間もかかるのです。
工場長ともなると、そう簡単に定時には帰れそうにありませんし、
逆に何かあれば、すぐに行かないといけませんし、
そうなると単身赴任が現実的となります。

ところが、その数年前まで、父は大阪支社に単身赴任していました。
また家族と離れて暮らすのか……と、
要は、家族を取るか、仕事を取るか、という選択になりました。
そして、父は家族を取り、会社を辞めてしまいました。
(もしかしたら、この退職金を増築の借金に使ってしまったのかも
しれません)

脱サラし、法学部出身を活かして、
とはいえ、50近くになって今更、弁護士はもちろん司法書士の資格も
取るのは難しい、ということで、
それでもさすが法学部出身、一発で行政書士の資格を取り、
行政書士事務所を開設しました。

ところがやはり、アラフィフの新人行政書士の船出は厳しい。
ですが、僕がちょうどゲーム会社に就職でき、
この時期は僕の給料を全て家に入れ、何とかなりました。

その後、父がようやく順調に行く頃には僕が会社を退職し、
父がまたピンチの時には僕が地元のネット会社に就職し、と、
代わりばんこに家の経済を支えてきました。

そして、数年前、僕の勤めていた地元のネット会社が倒産しました。
同時に、母の認知症が始まりました。
父は行政書士の他、行政書士仲間と作ったNPO法人を運営していたので、
とりあえず稼ぎは父に任せて、僕はまあ、在宅の仕事を探しつつ、
母の介護と家事を任されることになりました。

しかし、この頃から、父の事業も厳しくなってきたようでした。
なので、僕も在宅で何か収入を得る方法を模索し、
アフィリエイト? Youtube? 何かネットで稼げないかと、
10代の頃、プロのミュージシャンを目指していたこともあり、
音楽活動も再開しました。
今では簡単にネットでデビューできますからね。

で、音楽活動の再開、同人ゲームの開発、同人誌の作成、youtubeの開設、
プログラム作成、そして株・FXトレード、何か1つでも成功すれば……と
いろいろ始めました。
しかし残念ながら、どれも花咲かないうちに、
家を売る事態となりました。

家を売るのは半年後くらいで、今はいろいろコレクションを売ったり、
不要な物を捨てたり、身辺整理してるのですが、
まだ、何とか家を売らずに済む方法はないものか、と
考えてはいるんですけどね~……

しかし、家を売って借金を返しても、
引っ越した先でまた家賃や生活費が必要になって
結局、新たな借金生活の始まりになるのでは……?

その辺は父がちゃんと考えておりました。
長くなりましたので、続きは次回(^^ゞ